音楽プロモーション戦略一考:「パロディ菓子」に群がるオファー

オリオン
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ボヤキナオールY、救人、ソーシン、正論丸、ガスデター10、ユメナール、もうたいさん、etc。置き薬ならぬ「おくすりやさんチョコ」シリーズで有名な製菓会社「オリオン株式会社」(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:小西靖介)に、最近数々の分野から共同開発のオファーが殺到しているそうです。

創業66年目、ココアシガレットやミニコーラなどの古典的駄菓子で有名な「オリオン」

オリオン株式会社は1948年に創業、「ココアシガレット」、ラムネ菓子「ミニコーラ」などの伝説的ロングセラー、「おくすりやさんチョコ」シリーズなどで有名な製菓会社です。
 
特に最近売れている「おくすりやさんチョコ」シリーズは、大阪のデザイン専門学校の学生のネーミング&パッケージデザインのアイデアが生かされ商品化に繋がっているそうで、産学連携の好例として一部メディアでも取り上げられています。

防犯対策のキャンペーンにも活用され、社会貢献も果たす

また、大阪府において、防犯標語を表記した「ちょっとまったコーラ」などが街頭キャンペーンで市民に配布されると、ほぼ全員受け取って持ち帰るとのことで、パロディ的ネーミングが思わぬキャンペーン効果を果たし、社会貢献にも繋がっているそうです。

パロディとプロモーション

パロディが果たすプロモーション効果について考察する前に、まずプロモーションの定義を調べてみると、

「コミュニケーションの一部であり、製品、サービスに対する意識や関心を高め、購買を促進するメッセージのことを指します。(中略)プロモーションには2つの効果が求められます。製品に対する注意を喚起することと、購買行動を起こさせることです。(ミンエーリンクス用語集より抜粋)」
とあります。つまり、購買の前に意識や関心を高めることが先立っていることがわかります。
 
どのように素晴らしい製品も、音楽も、購入して貰う(もしくは視聴して貰う)前に注意喚起の必要があります。パロディとは、すでに人々の中に浸透している物事の要素を引用し、面白おかしく改変して何か新しいものを作ることを指します。パロディはどうやら、人間の脳に対し、注意喚起を起こさせる要素を含んでいるようです。
 

パロディ要素の導入で際立った反響を得た、音楽PVの一例

人間の脳の働きと注意喚起については、今後さらに「音楽プロモーション戦略一考」のコラムで取り上げていきたいと思います。今回は、最後に地下アイドルのパロディを音楽プロモーションに取り入れた好例として「DOLL$BOXX」の「Take my chance」のyoutube公式PVをご紹介したいと思います。
 

 
「DOLL$BOXX」はヘビメタバンド「LIGHT BRINGER」のボーカルfukiとガールズバンド「Gacharic Spin」がコラボし結成されたロックバンドで、youtubeへの公式PV投稿を除いて国内でしか宣伝を行っていないにも関わらず、海外の音楽ファンの間で口コミが広がり、中でも地下アイドルを風刺した「Take my chance」のPVは際立って海外ユーザーから好評を得ていました。
 
音楽活動のプロモーション戦略のヒントとして、「パロディ要素の導入」は考察の価値がある取り組みの一つと言えるかもしれません。
 
参照元:パロディ駄菓子の発想は「いちびり精神」。学生のアイデアで新たな可能性も/大阪 マイナビニュース
執筆:muu

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